化学専攻2年生の有賀生馬さんが国際会議で若手優秀フラッシュトーク賞を受賞しました

化学科卒で、現在化学専攻修士2年生、先進生命科学研究所・岩岡研究室所属の有賀生馬さんが、第8回日本セレン研究会と第13回バイオ・医学関連セレン国際シンポジウムポストカンファレンスの合同国際学会(Se2025)で若手優秀フラッシュトーク賞を受賞しました。

有賀さんは、2025年10月31日から11月2日に仙台で行われた国際学会Se2025において、代表的なセレン酵素であるチオレドキシンレダクターゼの活性中心をモデル化したペプチドの合成とその酵素作用に関する研究成果を、英語でポスターおよび口頭で発表しました。チオレドキシンレダクターゼは細胞内のレドックスバランスの維持に必要な酵素で、この酵素の機能不全は様々な疾患に関与しています。今回の研究成果は、チオレドキシンレダクターゼの活性発現メカニズムの一端を明らかにしたもので、創薬への応用が期待されます。発表の明瞭さ、研究成果のインパクトなどが高く評価され、今回の受賞につながりました。有賀さんは「これからも研究に励みたい」と、決意を新たにしています。

