化学科では中学と高校の理科の教員免許や、司書(図書館職員)、学芸員(博物館職員)の資格を取得することができます。取得に必要な単位の概要は以下の通りです。

中学校教諭一種免許状(理科)と高等学校教諭一種免許状(理科)

・教科に関する科目(中学:22単位以上、高校:30単位以上)
・教職に関する科目(中学:37単位以上、高校:29単位以上)
・日本国憲法 2単位
・体育 2単位
・外国語コミュニケーション 2単位
・情報機器の操作 2単位
教科に関する科目は、有機化学や無機化学などの化学科の専門科目に加えて、化学以外の理科(生物・物理・地学)の講義と実験(地学概論と地学実験など)が該当します。
教職に関する科目は、教職論、教育原理、学校制度論、理科教育法、教育実習など、教諭として必要な講義が該当します。
中学と高校で免許は別ですが共通の科目が多く、同時の取得を目指す学生が多いです。

中学校教諭専修免許状(理科)と高等学校教諭専修免許状(理科)

それぞれの教員免許に加えて、大学院修士課程を修了することで取得できます。

司書(図書館職員)

・司書に関する科目 38単位以上
図書館概論、図書館情報技術論、児童サービス論、図書館情報学総合演習など。

司書教諭(学校図書館教員)

・司書教諭に関する科目 38単位以上
司書教諭は教員免許も必要。

学芸員(博物館職員)

・学芸員に関する科目 19単位以上
博物館概論、博物館資料論、博物館教育論、博物館実習など。
・学芸員に関する学部・学科(専攻・課程)主専攻科目 12単位以上
物理学概説、化学概説、物理学概論1・2、地学概論1・2など


また化学科では、以下の化学に関する資格を取得することができます。

甲種危険物取扱者(受験資格)

化学に関する授業科目を15単位以上修得後に受験する資格を得ることができます。化学に関する授業科目には、有機化学、無機化学などのほとんどの化学科主専攻科目が該当します。受験資格を取得後、試験に合格することで資格を取得できます。該当科目を15単位以上修得後、在学中に受験することができます。

毒物劇物取扱責任者

化学科の卒業生は、卒業後に就職した勤務先からの申請(試験等なし)により毒物劇物取扱責任者の資格を有することができます。