関根　嘉香　教授

関根　嘉香　教授

関根嘉香（せきねよしか)

Wikipedia参照

博士（理学）
東海大学理学部化学科　教授
東海大学大学院理学研究科（修士課程）　研究指導教員
東海大学大学院総合理工学研究科（博士課程）研究指導教員
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科　非常勤講師
神奈川県立保健福祉大学　講座担当講師
AIREX株式会社　技術顧問

1966年8月6日東京都世田谷区出身。東京都立駒場高等学校卒業後、慶應義塾大学理工学部応用化学科に進学、環境化学（橋本芳一研究室）を学ぶ。1991年慶應義塾大学大学院理学研究科を修了後、日立化成工業株式会社に入社、筑波開発研究所に勤務。1993年東海大学理学研究科にて理学博士号取得。2000年東海大学講師、2004年東海大学助教授、2011年同教授（現職）。1998年慶応義塾大学産業研究所特別研究員。2004年英国Oxford Brookes University訪問研究員。2008年慶應義塾大学産業研究所招請研究員。2010年慶應義塾大学環境情報学部Lynn Thiesmeyer研究室訪問研究員。2011年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科（湘南藤沢キャンパス）非常勤講師、2015年より神奈川県立保健福祉大学実践教育センター（二俣川キャンパス）講座担当講師を兼務。

専門：室内環境学、皮膚ガス学、環境化学、無機化学、微量分析。

モットー：明るく楽しく激しく。

学会・社会での活動

○所属学会・研究会
室内環境学会（元理事長）、日本化学会、日本建築学会、大気環境学会、日本臨床環境医学会（理事）、におい・かおり環境学会、International Society of Indoor Air Quality and Climate　（ISIAQ）、日本臨床検査医学会、エルグ研究会、皮膚ガス研究会（代表）

○主な研究委員等
一般社団法人室内環境学会・評議員
公益社団法人日本化学会・「化学と教育」誌編集委員
日本臨床環境医学会・理事
財団法人ベターリビング「居室等性能評価委員会」委員
財団法人日本建築センター「温熱・空気環境性能審査委員会」委員

○主な受賞
　第12回環境化学技術賞（日本環境化学会）
　2003年度松前重義賞（学術部門）（東海大学）
　2008年度室内環境学会賞・論文賞（室内環境学会）
　2010年度室内環境学会賞・論文賞（室内環境学会）
　2003、2004、2008年度Teaching Award（東海大学）
　2016年　奨励賞（日本臨床環境医学会）
　2017年　学術賞（におい・かおり環境学会）

主な研究業績（抜粋）

○著書

  • 　「中国の環境問題－研究と実践の日中関係」慶応義塾大学出版会 (2000)（分担執筆)
  • 　「豆炭の実験と中国の環境問題」慶応義塾大学出版会 (2001)（分担執筆)
  • 　「アジア環境こども図鑑」慶應義塾大学出版会（2003）（写真提供）
  • 　「中国の空　日本の森」慶應義塾大学出版会（2004）（分担執筆）
  • 　「四川省の環境問題」慶応義塾大学出版会（2004）（分担執筆）
  • 　「日中環境政策協調の実践」慶應義塾大学出版会(2008）（分担執筆）
  • 　「Human Insecurity in East Asia」United Nations University Press（2009）（分担執筆）
  • 　「室内環境学概論」東京電機大学出版局(2010）（分担執筆）
  • 　「品質管理の統計学」オーム社（2012）（単著）
  • 　「Rethinking Resilience, Adaptation and Transformation in a Time of Change」Springer（分担執筆）
  • 　「室内環境の事典: 快適で健康な暮らしを支える科学」朝倉書店（2023）（編集委員長、分担執筆）

○論文（抜粋）

  • Sekine, Y., Fukuda, M., Takao, Y., Ozano, T., Sakuramoto, H., Kuan, W. W.,　Simultaneous Removal of Formaldehyde and Benzene in Indoor Air by Combination of Sorption and Decomposition Type Air Filters, Environmental Technology, 32(16), 1983-1989（2012）
  • Sekine,Y., Toyooka,S., Watts, S. F., Determination of acetaldehyde and acetone emanating from human skin using a passive flux sampler-HPLC system, Journal of Chromatography B,859,201-207(2007)
  • Onishi, M., Sekine, Y., Sugihara, K., Kitasaka, K., Shimajiri, H., A passive sampler for the determination of carbonyl compounds in indoor air employing O-(4-cyano-2-ethoxybenzyl)　hydroxylamine as reactive adsorbent, Journal of Health Science,53(4),413-422(2007)
  • Sekine, Y., Oikawa, D., Saitoh, K., Asano, Y.: Evaluation of passive sampler for measurement of glutaraldehyde in occupational indoor air, Journal of Health Science, 51(6),629-635(2005）
  • Sekine, Y.: Sick House/Building Syndrome in Japan: current status and practical research on indoor air quality, Korean Journal of Environmental Health, 31(3), 207-214 (2005)
  • Sekine,Y., M. Butsugan: Determination of uptake rate of sensitive diffusion sampler for formaldehyde in air, Appl. Surface Sci.,238,14-17(2004)
  • Sekine,Y.: Oxidative decomposition of formaldehyde by metal oxides at room temperature, Atmospheric Environment,36,5543-5547(2002)
  • Sekine,Y., Nishimura,A.: Removal of formaldehyde from indoor air by passive type air-cleaning board, Atmospheric Environment,35,2001-2007(2001)
  • Kishi,H. Sekine,Y.: Simple prediction of atmospheric concentration of hydrophilic　compounds based on the classification of industrial uses -A case study in Japan-, QSAR Comb. Sci. 22(3), 396-398 (2003)
  • 橋本進一郎，関根嘉香，安岡高志：中国における工業部門に起因する二酸化硫黄排出量の大気中濃度への寄与，環境科学誌,18(6),595-610(2005).
  • 関根嘉香，廣田ちはる，佛願道男：空気中揮発性有機化合物（ＶＯＣｓ）濃度測定用溶媒脱離型パッシブサンプラーの性能評価,環境化学,12,847-854(2002)
  • 関根嘉香，香川順: NOx測定用分子拡散型パーソナルサンプラーの保存安定性の検討，資源環境対策誌，33(15)，41-45(1997)
  • 関根嘉香他：高気密住宅における室内ホルムアルデヒド濃度の挙動に関する考察，日本建築学会計画系論文集,541,43－48（2000)
  • 関根嘉香、藤江真也、小田達也:ホルムアルデヒド除去用空気清浄器の性能評価、資源環境対策誌35(5),9-14(1999)
  • 関根嘉香：中国の石炭燃焼に伴う二酸化硫黄の発生とその対策、臭気の研究,32(2)102-105(2001)
  • 関根嘉香：アジアの大気汚染観測、慶応義塾大学産業研究所Discussion Paper,70,WG4－15(2000)