酵素によって分解されにくい新しいタイプの持効型インスリン製剤「セレノインスリン」の合成に成功 (2017年4月)new!
インスリンは、膵臓のランゲルハンス島から分泌される血糖値の抑制に関わるタンパク質であり、糖尿病の治療薬として利用されています。我々の研究グループでは、東北大学多元物質科学研究所の稲葉謙次教授の研究グループ、大阪大学蛋白質研究所の北條裕信教授の研究グループと共同して、長時間にわたって体内で循環・作用し、インスリンの基礎分泌を補助することが期待される新規持効型インスリン製剤「セレノインスリン」の開発に成功しました。この研究成果は、2017年4月10日付でドイツの国際化学誌「Angewandte Chemie International Edition」電子版に掲載され、4月11日に文部科学記者会、科学記者会、宮城県政記者会、東北電力記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ、平塚記者クラブにおいてプレスリリースを行いました。
