東海大学理学部化学科
冨田研究室

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研究概要

【酸化チタンの合成と有機ペロブスカイト太陽電池の作製】
 独自の原料を用いて二酸化チタンの多形(アナターゼ、ブルカイト、ルチル、ブロンズ)などを水熱法などで作り分け、形態制御や薄膜化を行っています。得られた二酸化チタンを電子輸送層に用いた有機ペロブスカイト太陽電池を作製し、発電特性を評価しています。

【2価のユウロピウムイオンを用いた蛍光体の合成と発光色の理論構築】
2価のユウロピウムイオンは結晶場分裂によって発光色が制御できるため、様々な母体結晶中にEu2+を導入した蛍光体を合成しています。またどのような母体結晶中でどのような波長(色)で発光するのかを予測する理論構築に取り組んでいます。

【重希土類系アップコンバージョン蛍光体の合成】
ホルミウムHo、エルビウムEr、ツリウムTm、イッテルビウムYbなどの重希土類元素を用いたアップコンバージョン蛍光体を合成しています。980nmの近赤外光によって励起し、青・緑・赤の可視光で発光するという、珍しい発光特性をもっています。