関根研ガイド(3年次生向け)
どの研究室にしようかな?


 皆さんは4年次生になりますと「卒業研究T・U」(必修)に取り組むために、各研究室に配属されます。どの研究室を選んだらよいか、お悩みの方も多いと思います。そこで、関根研究室はどんなところかを簡単にご紹介します。

◎何の研究をするの?
 当研究室では、一人一人が「環境化学」の最先端研究に取り組みます。環境化学は環境保全という明確な目的を持った分野です。研究と実践を通じて、新しい価値を創造し、人や社会に役立つことを目指してください。

◎何を学ぶの?
 皆さんは卒業後、社会人になります。研究を通じて環境化学の知識、実験技術を学ぶと同時に、社会に出てから役立つことを学びます。例えば、プレゼンテーション能力。どんなに素晴らしい仕事も、相手に伝わらなければ意味がありません。ゼミナールや研究発表を通じて、プレゼン能力を磨いてください。

◎どんな科目を履修しておけばいいの?
 化学科専門科目の中では「地球環境化学」「分析化学実験」「無機化学実験」の履修を推奨します。また環境問題に取り組むには、幅広い知識も必要です。文系科目、英語科目も履修しておきましょう。

◎研究室の雰囲気は?
 明るく、楽しく、激しく!をモットーにお互い助け合い、学びあう研究室です。また研究や教育活動を通じて、学外の人たちとも積極的に交流します。「仲間との和、個人の独立」を尊重します。

◎卒業生の進路
 例年の傾向として、新4年生の半数は大学院進学、半数は就職です。就職先は環境系の企業が最も多く、環境保全部門で働く人もいます。海外で活躍しているOBもいます。

<就職先例>
大学院生:三井金属、住化分析センター、ニプロ、ブリジストン、ウッドワン、エスアールエル、アドバンテック、公立中学校教諭、ステップ、ハイテック、菱化システム、ガステック、東海大学 など
学部女子:学習研究社、JTB、三菱東京UFJ銀行、明治安田生命、新潟県環境衛生研究所、鳥居薬品、ピーシーエル など
学部男子:シー・アイ・シー、巴商会、稲葉製作所、そごう、神奈川県警察、中学・高校教諭 など

◎大学院生になると
 研究者として自立することを目標に研究活動に取り組みます。当研究室では、修士の場合、学会発表1回/年以上のほかに、海外での研究発表、論文発表などを積極的に行います。またテーマによっては特許出願、企業と共同で製品開発にも参加します。

☆先輩よりアドバイス☆

関根研の一番の特徴は「何にでも全力!!で取り組むこと」だと思います。研究のメンバーは、研究に対してはもちろん遊びにも全力です。みんな研究で忙しい日々を送っていますが、関根研では誕生日会、忘年会、歓迎会などたくさんのイベントがあります。日々の研究に一生懸命に取り組んでいる分、イベントはとっても盛り上がります!!何事も全力で取り組むのは大変ですが、関根研ではその分充実した日々を過ごすことができると思います。(河村歩美)

 当研究室の良さは、自分のペースで研究を行いつつ実力を確実に高めることが出来る風土にあると思います。なぜ実力がつくかと言いますと、いくつか理由が挙げられます。@大学院生の人数が多い!大学院生が4年生の指導を積極的にするため年齢の近い先輩から多くのことを学び、院生は教えることで実力があがります。Aテーマの幅が広い!環境化学を専門としていますので無機化学、有機化学、分析化学など一つに特化するのではなく、総合的な考察能力が養われます。B発表の機会が多い!当研究室では週に一度ゼミが開催され、最新論文をA3一枚にまとめ発表しています。論文の内容を把握し、まとめ、分かりやすく発表する。一朝一夕では身につかない力が得られます。C遊びも一生懸命!研究はもちろん大事ですが、研究室内のコミュニケーションが良好であることも非常に大切です。無礼講の飲み会や花火大会などイベントを行なうことで研究から私生活まで気軽に悩みを相談できる土壌ができます。以上代表的なものを挙げてみましたが、他にも多くの特徴があります。もし、関根研究室が気になるようでしたら一度先生の居室へ遊びにいらしてください。(松尾哲也)

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