生命現象への有機化学的アプローチ
  -  セレンの生理活性とタンパク質のフォールディング機構の解明を目ざして

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 ・酵素によって分解されにくい新しいタイプの持効型インスリン製剤「セレノインスリン」の合成に成功 (2017年4月)
 - Selenoinsulin was prepared and found to be long-lasting against degradation by IDE (April, 2017)

実験

 ・グルタチオンペルオキシダーゼの酵素モデル - Enzyme Models of Glutathione Peroxidase

 ・含セレンアミノ酸・含セレンペプチドの合成 - Selenamino Acids & Selenopeptides

 ・タンパク質フォールディング - Protein Folding

理論

 ・単一アミノ酸ポテンシャル力場(SAAP)の開発 - Development of the SAAP Force Field

 ・タンパク質立体構造の安定化因子の解析 - Weak Interactions in Protein Architecture


生命現象の多くは生体分子の共同作業によって成り立っています。 一見複雑に思える生体反応も、原子のレベルまで立ち戻って考えてみると、比較的単純な有機化学反応の組み合わせであることがわかると思います。 中でも、水素結合や疎水結合などの非共有結合性相互作用に基づいた分子の会合と解離は、生命を支える重要な有機化学現象です。 様々な生命現象を有機化学の観点(すなわち原子レベルの相互作用)から解き明かしたいとの興味から、含セレン酵素のモデル反応系の創生、タンパク質分子の立体構造の安定化の仕組みやそれが自然に折りたたまれる原理の解明などについて研究しています。 具体的には、タンパク質フォールディング試剤の合成と応用、含セレンアミノ酸の合成、単一アミノ酸ポテンシャル力場(SAAP)の開発などを行っています。


私たち岩岡研究室では、生命現象の解明に実験と理論の両面からアプローチしています。