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火口湖ワークショップが開催されました

 

火口湖ワークショップは,IAVCEIの下部組織である火口湖委員会(Commission of Volcanic Lakes)がおよそ3年ごとに開催しており,前回は2010年にサンホセ(コスタリカ)で行われた.火口湖委員会はカメルーンのニオス・マヌン湖における湖水爆発を科学的に解明し防災に寄与することを目的として設立された国際的な組織である.現在では,ニオス・マヌン湖以外の火口湖の研究も盛んに行われている.前回のワークショップでは2013年の開催地を決めるため,複数のグループが誘致のためのプレゼンテーションを行った.筆者の大場は日本人グループを代表し阿蘇山を候補地として訴え,投票の結果,ニュージーランドのルアペフを破り,2013年の日本開催が決定した.それから3年間の準備期間を経て7月25日にワークショップは始まった.参加者は,同伴者を含めておよそ50名に達した.以下国籍と人数を示す.日本(12),カメルーン(9),コスタリカ(4),イタリア(5),フランス(2),ベルギー(5),ニュージーランド(3),ドイツ(2),アルゼンチン(1),フィリピン(1),チリ(1),米国(1),トリニダド(1),スペイン(1).

ワークショップには東海大学から学生を含め7名が参加した.ワークショップは7月25日の朝に鹿児島市を大型バス2台で出発し,先ず霧島の硫黄山近辺でクレーター地形を観察した.次に御池に移動し深度75mの湖水を採水し参加者で分け合った.採水以外の観測として,水温,電気伝導度の深度プロファイルをCTDにより取得した.参加者一行は熊本大津市のホテルに宿泊し,26日は東海大学宇宙情報センターの会議室で研究発表を行った.この日は主に阿蘇山を初めとするカメルーン以外の火口湖に関する研究が発表された.翌日27日はあいにくの小雨のなか野外巡検を実施した.幸いにも雲の合間から湯溜り火口湖の片鱗を望むことができた.火口内から放出されるSO2の強い臭気が記憶に残る.その後,阿蘇火山博物館を見学してから西山麓の地熱地帯である雀地獄で温泉水を採取した.この日の夕は全員で居酒屋に繰り出し宴会で懇親を深めた.28日は熊本市内の男女共同参画センターの会議室で主にカメルーンの火口湖に関する8つの研究が口頭発表され,最後に次回の開催地を決めるためのプレゼンテーションが行われた.カメルーンを代表しG.Tanyileke氏が,フィリピンを代表してA.Bernald氏がそれぞれの地における開催の意義と魅力をアピールした.投票結果は,カメルーン35票,フィリピン7票,白票が3となり,カメルーンが勝利した.ワークショップはこの後,北海道の登別温泉大湯沼,有珠山金毘羅火口を巡るオプショナル野外巡検に引き継がれ,26名が参加した.ワークショップは7月31日に千歳空港にて最終的な解散を迎え,参加者は再会を誓い帰路に着いた.なお本ワークショップの開催にあたり,東京大学地震研究所から58万円,IAVCEIから3000ユーロの資金援助を受けた.これらの資金は主に途上国からの参加者の旅費補助にあてられた.これらの資金援助がなければ,参加者数は大幅に減った可能性がある.ここに記して深く感謝する.

理学部化学科 大場武

GroupP-20130728

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